アイソモカ

知の遊牧民の開発記録

寄せ鍋や 異質な他者を理解する

ピジェベント Advent Calendar 2022 - Adventar 5日目

先日収録したポッドキャストエピソードの前編がリリースされました。
あらB.fmつながりで知り合った哲学系のみなさんとおしゃべりした回です。

ひとり反省会

反省ってわけでもないんですけど、リリース前のチェックで聞き直してみて、めっちゃ話しやすかったな〜楽しかったな〜って思いました。
収録前は正直めちゃくちゃびびってました。

何のために生まれて何をして生きるのか…という話で、「歴史に名を残したい」派と「忘れられたい」派がいて、面白かった。聞きながら、あれ、私はその点に関しては何も言ってなかったな!?と思ったんですが、えっと、どっちでもいいっすね。死んだ後のことは知らん😇
生きてるうちに自分が最大のわかりを得られることが大事な気がしています。他人のことは知らん😇(と、言いたいところだけど、なんかそこまで言い切れない何かはあるな〜)

それから、「アンパンマンバイキンマンをパンチしてもいいのに、ぼくがきょうだいやお友だちをパンチしちゃいけないのは、どうして!?!?」という長年の疑問に、説明が与えられたのも、めっちゃよかったです。

ごまさんが教養について言っていた「異質な他者を理解する」が、リズム感があってよかったですね。たとえば「寄せ鍋や 異質な他者を理解する」で冬の俳句です。

これはあとで思い出したことなんだけど、「教養」って、個人的には「明日の飯の種になるわけじゃない」みたいなところがある気がするんですよね。
イメージなんだけど、「その声は、我が友、ピジェー氏ではないか?」みたいなのでフフッとなれるとしたら、教養っぽいじゃん?(ぽい?)
教養っぽいのは、ほとんどのみなさんは山月記で飯を食ってるわけじゃないからだと思うんです。でもこれは、すごく世俗的な教養観だと思うね〜。
もしかしたら、ポッドキャスト内で話していた「ありがたがられるわけじゃない」って話と、共通するかもしれないけど。

後編で紹介する「フェミニズムってなんですか?」のアフィリエイトリンクを貼ります。
フェミニズムの歴史と、現代の社会問題に対するフェミニズム的な観点を紹介している本です。扱ってる社会問題も結構幅広く(セックスワーク、性的な表現、中絶、婚姻、女性リーダー、大学入試、etc.)、さらに、そういった社会問題に対する見方がフェミニストの間でも一致していないことも、こんな批判もあるよ〜と説明されていて、道案内っぽいところが読みやすかったです。社会問題がわかりたい人におすすめ。