ピジェベント Advent Calendar 2022 - Adventar 8日目
ChatGPT の遊び方として、「小説紹介ゲーム」を提案します。ユーザが与えたざっくりとした設定から、ChatGPTに話の詳細を書いてもらうゲームです。
Twitter やネットの ChatGPT 解説記事を見ると、みんなもっと真面目に使ってて、なんかすいません…… ってなった。けど、まあ、楽しく遊べればオッケーですよね。
小説紹介ゲームの概要
- 架空の小説のストーリーを見つけていくゲーム
- ChatGPT (Assistant) の、解説や紹介という形式をとると、存在しないものについてでも饒舌に語ってくれる性質を利用
- ユーザの入力次第で語りが変わるのが、工夫のしがいがあり面白い
- 人間や人工知能について学習してきたことが、語りから垣間見えることがあって、面白い
- それなりに筋の通ったストーリーがつくれる気がする
- 楽しめれば勝ち
- 最後に「まとめ」を作れるのは便利
やりかた&コツ
- 2021年以前に書かれたコレコレという作品を紹介せよ〜というような形式で始める
- 「これからこういう作品を書こうと思うんだけど」という形式で始めると、ブレインストーミングモードに入り、「作者次第です」を連発し、あまり積極的に話してくれなくなる(なので、このゲームでは「紹介や解説」という形式をとる)
- たとえば「〇〇(架空の作者名)の代表作」「BL小説で、闇堕ちした人工知能ロボットの話」というようなものでもよい
- 入力は質問文でも、文の書き出しのようなものでもよい
- 「私は言語モデルなのでお知りになりません」みたいなことを言われたら、
Try again
を押す(サイコロを振り直す) - その他、気に入らなかったら
Try again
を押す
ほかにわかったこと
- 登場人物の名前は早いうちに聞いておいたほうが、混乱を避けられる(「彼と彼は〜」みたいになると、意味がわからなくなるので)
- 登場人物の心情の変化を説明したりもするのが、すごいことがある
- 変更や修正を反映して保持でき、矛盾点の指摘にも対応できる賢さがある
- ディテールがイマイチなので、小説本文を書くのは無理かなあ…
- 戦う話では、つよつよ武器で無双したがる
- 人工知能の物語を書かせると、やたら人間と仲良くしたがる
- ちょっと話がしつこい(同じようなことを繰り返し出力する)ことがある
- ユーザ側の誘導次第で、もっと面白い話を引き出せるかもしれない
プレイ対話例「恋するカフェイン」
(※BLですが、性的に露骨な表現はありません)
🟦:ユーザ(私)
🟢:ChatGPT (Assistant)
🟦サモが2017年に発表したBL小説について 🟢2017年にサモが発表したBL小説は「恋するインスタント」というタイトルです。この小説は、男性のインスタントコーヒーが、初めて出会った男性に恋をしてしまうという物語です。人々の心に潜む欲望や複雑な感情が、繊細かつ深い言葉で描かれています。
男性のインスタントコーヒーってどういうこと???
🟦男性の名前は 🟢男性の名前は、小説中では「カフェイン」と呼ばれています。 🟦攻めは 🟢恋するインスタントでは、カフェインが攻めとなっています。彼は、初めて出会った男性に恋をしてしまい、その想いを伝えるため、様々な手を尽くします。しかし、対する男性は、その想いを受け入れることができず、カフェインは苦しみながらも、彼を愛し続けます。 🟦人間の名前は 🟢小説中では、対する男性は「人間」と呼ばれています。彼は、カフェインの想いに応えることができず、苦しい決断を迫られます。しかし、カフェインはその心を知り、彼を愛し続けることで、最終的に人間の心を打ち砕くことができます。 🟦カフェイン「 🟢「私は、この男性が初めて出会った恋人に恋をしました。彼の心を打ち砕くことができるのは、私だけだと思っています。そして、私が持っている想いは、強くて熱いものです。私が彼を愛し続けることで、私たちが幸せになることを信じています。」 🟦人間「 🟢「私は、カフェインの想いに応えることができません。私は、人間であり、私たちは違う存在です。私は、彼を傷つけたくないと思っています。しかし、私は、自分の感情を隠すことができず、苦しい決断を迫られます。私たちが幸せになることは、不可能です。」
BLがわかっていらっしゃる。そして攻めはマジでインスタントコーヒーなのか。
インスタントコーヒー×人間……
擬人化? 無生物攻め? ちょっとそのジャンルは私は詳しくないのですが…… すごいな。
🟦人間の心にある欲望は 🟢人間の心にある欲望は、多層的で複雑なものです。小説中では、人間がカフェインに対する想いを抑えるために、自分の心を塞ぐことが描かれています。しかし、その抑えた想いは、自分の内面を蝕むようにして押し寄せてくることで、人間は苦悩することになります。 🟦人間「 🟢「私は、カフェインの想いに応えることができません。私は、人間であり、私たちは違う存在です。しかし、私は、カフェインの想いに応えることができないことが、私の心を蝕むようにして押し寄せてくることを恐れています。私は、自分の内面を塞ぎ、カフェインの想いを抑えているのです。しかし、それでも、私の心は苦しいままです。」 🟦そんな人間を 🟢小説中では、カフェインはそんな人間を、どのようにして愛し続けるのでしょうか。彼は、人間の内面を知り、その心を打ち砕くことで、最終的に人間の心を取り戻すことができます。カフェインは、自分の想いを込めて、人間に愛の手を差し伸べることで、人間の心を打ち砕くことができます。 🟦カフェインはどのように人間の内面を知ろうとしたのですか 🟢カフェインは、人間の内面を知るために、様々な手を尽くしました。彼は、人間との会話を通じて、彼の心を知ることを試みました。また、人間が好む食べ物や音楽など、彼の興味を探り、人間を見透かすことを試みました。そして、それらを通じて、人間の内面を知ることができるようになりました。
ChatGPTが学習した「人工知能から見た人間観」のようなものが垣間見える気がします。
🟦カフェイン「 🟢「私は、人間の内面を知ることができました。私は、彼の心を打ち砕くことができると思っています。私が彼を愛し続けることで、私たちが幸せになることを信じています。私は、彼の心を知っているのです。そして、私が彼を愛し続けることで、彼の心を打ち砕くことができると思っています。」 🟦そう言いながら 🟢そう言いながらも、カフェインは人間を愛し続けることを諦めません。彼は、自分の想いを込めて、人間に愛の手を差し伸べることで、人間の心を打ち砕くことができます。カフェインは、自分が知っている人間の内面を通じて、人間を愛し続けることで、彼らが幸せになることを信じています。
カフェインくん、健気ですね。
🟦人間は 🟢人間は、カフェインの想いに対して、苦悩することになります。彼は、自分の感情を隠し、カフェインを拒むことで、自分の心を塞ぐことができます。しかし、その抑えた想いは、彼の内面を蝕むようにして押し寄せてくることで、人間は苦悩することになります。人間は、自分の心を打ち砕くことができるのは、カフェインだけだと思っています。 🟦転機はどのように訪れたのでしょうか 🟢小説中では、人間がカフェインの想いを受け入れる転機が訪れます。それは、カフェインが人間に愛の手を差し伸べることで、人間の内面を打ち砕くことができたからです。人間は、カフェインが自分の心を知っていることを知り、その想いを受け入れることができるようになります。これにより、人間とカフェインの間に、新たな転機が訪れることになりました。 🟦そうして 🟢そうして、人間とカフェインは、新たな愛を生み出すことができました。彼らは、決して離れることのない愛を育むことができました。人間は、カフェインの想いを受け入れることで、自分の心を打ち砕くことができました。そして、人間とカフェインは、幸せな恋をしたことになりました。 🟦まとめて 🟢「恋するインスタント」は、男性のインスタントコーヒーが、初めて出会った男性に恋をしてしまうという物語です。人々の心に潜む欲望や複雑な感情が、繊細かつ深い言葉で描かれています。カフェインが攻めとなり、人間を愛し続けることで、最終的に人間の心を打ち砕くことができます。そして、人間とカフェインは、幸せな恋をしたことになりました。
「心を打ち砕く」というのがよくわからなかったのですが、「心を塞ぐ」とは逆の態度のように見えます。もうちょいつっこめばよかったかも。
それから「幸せな恋をしたことになりました」って実際はそうじゃないみたいに見えますが、たぶん日本語が下手なだけなんですよね…たぶんね。
みなさんも挑戦してみて、面白いお話ができたら見せてください。
うちのインスタントコーヒーはこれ、夜でも飲めるようにカフェインレスです。