アイソモカ

知の遊牧民の開発記録

新幹線のきっぷをなくした話

読者のみなさん、あけましておめでとうございます。おきましておはようございます。

早くも「この損失がでかい!2023」にノミネートする案件、新幹線のきっぷをなくし、遺失物捜索依頼を出すまでの話をします。

新幹線の改札を出ようとして、きっぷがないことに気づいた。探した。隅に行って、ポケット(冬は上着を着るのでポケットがたくさんあるが、すべてのポケットたち)やカバンのポケットやカバンの大きいところの中やら、あちこち探した。見つからなかった。

きっぷがなくなったのは初めてかもしれない。最近はモバイルSuicaを使っているし(スマホをどこかに置き忘れたことは何度かあるが)、新幹線に乗ったのもめちゃくちゃ久しぶりだったので、紙のきっぷを管理するのが昔よりも下手になったのかもしれない。

有人改札に行った。大きい人が小さい人に「進去、進去(入って、入って)!」と言いながら、ドヤドヤ入ってきた。一行が去ったあと、駅員に「きっぷをなくしました」と言った。
駅員は「探してください」と言った。
「もう探しました」と答えた。ほとんど悲鳴だったと思う。
クレジットカードの控えを見せたが、「きっぷがないとダメなんです」と言われた。

そして、新幹線はどこからどこまで乗ったか、のぞみ何号に乗ったか聞かれた。
東京から京都までの乗車券・自由席特急券料金13,320円を再び払った。
駅員は、きっぷが見つかったら2回目に払った分を返金できると説明し、詳細が書かれた紙をくれた。忘れ物センターの電話番号や営業時間が書かれた紙もくれた。

改札を出て、しばらく、意気消沈しながらうろうろとした。京都駅はおみやげ屋が多い。(最近、無印良品のお香をたまに焚いているが、京都のお香も面白そうだなあと思った、購入を検討する気分では全くなかったが。)

喫茶店に入って、以前から気になっていた分厚いパンケーキを食べた。

パンケーキとコーヒー。分厚い円筒型のパンケーキが2段、左に HOSHINO COFFEE と書かれたカップに入ったホットコーヒー。

パンケーキの上の白いやつは、ふわふわのバターだ。バターにはほどよい塩気があり、(甘い気分じゃなかったのでシロップはほとんどかけなかったが)パンケーキはほどよく甘く食べ応えもあり、おいしかった。

パンケーキを食べたら、ちょっと元気が出てきた。

喫茶店を出て、もらった紙に書かれた、忘れ物センターの番号に電話してみた。
JR東海テレフォンセンターの人は親切だった(改札口の駅員は、とりつく島もないというような応対だったが、役割が違うのだろう)。
テレフォンセンターでは、忘れ物の受付は営業時間外だが、京都駅にいるなら京都駅の忘れ物センターに行くといいと教えてくれた。

どうやら、遺失物届出の方法は3つあるようだった。

  • 明日以降の営業時間内にテレフォンセンターに再び電話する
  • ネットで問い合わせ手続きをする(24時間受付可能)
  • 駅の忘れ物センターに行く

参考👉お忘れ物に関するご案内|JR東海

京都駅の忘れ物センターは、八条口のほう、喫茶店を出て電話をかけていた場所からすぐ近くにあった。

忘れ物センターに入ると、赤いパスポートを持った人が窓口の人に何か話していた。窓口の人が「ユニクロ!」と言って左の方を指差し(窓口の人から見ると右の方だ)、パスポートの人は出て行った。

忘れ物センターの窓口の人も親切だった。 新幹線は何に乗ったか聞かれた。東京何時何分発だったかを覚えていたのは、ちょっと良かったかもしれない。自由席2号車か3号車、座席は3列シートの窓側だった、なども話した(新幹線に乗るとき、乗り遅れたり、周りの人ガチャに外れたりするのが怖いので、なるべく自由席に乗るようにしている)。

いま新大阪で車庫に入っていて、これから清掃ですね、と言われた。

黄緑色の「遺失物捜索依頼書」に、名前と電話番号を書いた。

どうやら、ここで届け出た内容はデータベースに登録されるので、ネットや電話で再び問い合わせる必要はないらしかった。助かった(さらにあちこち電話することになったら、大変すぎる)。

電車に乗って、帰途に着いた。

きっぷが見つかったら13,320円が返ってくる。返ってくるといいなぁと思うけど、たぶん見つからないだろうな〜
シンカンセンスゴイカタイアイスを機嫌良く食べたあと、カップとかと一緒に袋に入れてゴミ箱に捨てたかもしれないので……

Twitterのフォロワーに、スマートEXを使うことをオススメされた。紙のきっぷを管理しようとするより、新しいツールを使いこなすほうが容易かもしれない。

参考👉「スマートEX」とは|JR東海

幸運かなと思ったこと。13,320円の想定外の出費があっても、明日のご飯の心配をしなくていい金銭的余裕があるのは、良かったと思う。

学びだなと思ったこと。もし落ちてるきっぷを見つけたら、乗務員や駅員に渡したほうがいいみたいだ。落とした人が捜索依頼を出していたら、その人のところに運賃が戻る可能性がある。

きっぷが見つかる淡〜い期待を抱いて、今日はおしまいです。

読み途中、冬休みの課題図書です。