アイソモカ

知の遊牧民の開発記録

広島〜柳川行き当たりばったり旅③小倉・柳川

2023年のゴールデンウィークは有給休暇も使って10連休、そのあいだの6日間で行き当たりばったり旅をしてきました。旅のまとめ後編です。

  • 5日目 小倉→柳川(燃やすしかないごみ)
  • 6日目 柳川(うなぎ)→京都

以前から気になっていた柳川市へ行きたいと思い、特に計画なしに家を出た話はこちら。それから広島で路面電車に乗ったり、関門海峡をトンネルを歩いて越えたりした前回がこちらです。

5月5日(金) 小倉〜柳川

昨晩降っていた雨は朝には止んでいた。ネットカフェで朝ごはんにコーヒーを飲み無料のパンを食べてから、街へ散策に出ます。今晩は柳川にビジネスホテルを予約してあります。

旦過市場の雰囲気がすごいよかった。"Dànguò shìchǎng" って読みたくなる字面だが、「たんがいちば」と読む。

旦過市場の入口の写真、アーケードの終端に「旦過市場」と丸ゴシックで貼られている。1階建ての屋根と同じくらいの低い位置にある。
旦過市場の入口

旦過市場の中の写真。車が1台通れるかどうかの幅の道路の両脇に、うどんそば屋、和牛専門もつホルモン精肉店、フルーツ屋、和洋菓子屋などが並ぶ。シャッターが閉まっているところと、営業中のところがある。
旦過市場の中

細い市場を通り抜け、Twitterのフォロワー行きつけのお店へ、早めの昼食に行く。

お店の前に並んでいる食品サンプルがよかった。食品サンプルは大好きで、何でも食べたくなります。

ヤング定食のチキンカツは大きくてジューシーだったので、胃にガツンときた。ヤングでなければ油がきつい気がし、なんかちょっと無理して若いふりしている気がしてきた。

でも、よく考えれば大学生ぐらいの頃からそんなに脂っこい物はたくさんは食べれなかった気がするので、大丈夫です。

昼ごはんの後、北九州モノレールに乗った。

大阪モノレールって、大阪北部の茨木や万博記念公園や阪大前や大阪空港を走ってるやつ。

終点の企救丘で降りた。

駅の近くのファミリーマートに入った。

推しに税金(?)納めてる人いっぱいいそう!

ファミマの複合機で小説のネットプリント配布(期間限定で番号を公開してるやつ)を印刷した。オカワダアキナさんの『遊泳準備室』。旅行中に読もう。

複合機の横にATMがあり、他の人が使っている音が聞こえた。

他の地域では何て言うんだろう?

ファミマでアイスコーヒーを買って、飲みながらモノレールに戻る。

北九州モノレールはきっぷがQRコードだ!(来た時はICカードを使ったが)帰りは紙のきっぷを使ってみた。

「模様」って、ふつうは飾りというか、「主な機能」ではないものに使う言葉な気がする?

ちなみに、出る時はコードを読ませるだけじゃなくて、改札の回収口に挿入する必要がある。普通のきっぷと比べてメリットがあるのかどうか、よくわからない。

モノレールを小倉で降りる。

そして、JR小倉駅へ。

小倉から博多まで新幹線で、一瞬だった。

博多駅は大きくて、駅前で太鼓を叩いていた。博多駅ビルに阪急百貨店があり、大阪の領土なのかと驚いた。

バスで移動し、柳橋連合市場を見に行った。15時ぐらいだったが、市場の店は全てしまっていた。

柳橋連合市場の入口を大通りの反対側から見た写真。「皆様に喜ばれる柳橋連合市場」「よっていかんね柳橋うまかもん市場」と書かれた比較的新しい看板があり、その右側にアーケードの暗い色の屋根。その右に赤いビルがあり、壁に市場の店々の名前が連なる古い看板が貼ってある。その右に圧倒的にでかいタワマン。 柳橋連合市場の中の写真。左右に明太子などを扱う店、シャッターがしまっている。通路には屋根があり、天井に蛍光灯が連なっている。 「活魚 かにえび」「うなぎ(「な」が変体仮名)」の店の写真。活魚の店はシャッターが膝ぐらいの高さまで上がっている。市場の通路の天井にパーティーみたいな三角形の旗が飾られている。
柳橋連合市場

市場を抜けて、横のカフェに入った。

カフェオレを飲み終えてから、歩いて西鉄の薬院駅に向かった。

住宅街を歩いていたら突然オシャレな雰囲気の店を見つけ、エコバッグを衝動買いした。この後の写真で出てくるかもしれない、水色の袋。

風がめちゃくちゃ強かった。

薬院駅から、西鉄の特急で柳川駅へ。

この辺りでは、麦と米の二毛作をやっているらしい。言われてみれば地理か何かの授業で習った気がする。

柳川駅に到着!

私の出身地である北関東某所にも無アクセント方言があり、懐かしみがある。ちなみに、ホテルのフロントやコンビニの店員もみんな柳川方言で素敵だった。

駅にローソンがあり、お土産も売っていた。以前から気になっていた(そしてこの旅の目的地を柳川に設定したきっかけのひとつである)「燃やすしかないごみ」の袋を購入!

「燃やすしかないごみ」は、一般には「可燃ごみ」「燃えるごみ」「燃やせるごみ」などと呼ばれる分類名称のひとつ。たとえば、使用済みティッシュなどが入る。

今年初め頃のニュースで京都府亀岡市が「燃やすごみ」から「燃やすしかないごみ」に変更したことを知り、さらに全国では柳川市が先だと知り、柳川市に興味を持った。

それだけでなく、柳川市は、Twitterのフォロワの出身地でもあり、水路が美しく(船頭さんが船から橋へ橋から船へ飛び移る動画がTikTokで流行り)うなぎが美味しいという。それで、今回柳川を訪れることにしたのだ。

ちなみに、上記の「これこれ」ツイートはTwitterでちょいバズって驚いた。

市内でも「もやすしかないごみ」を見ることができて嬉しくなった。

まだ18時半だったが、市内中心部のうなぎ屋さんは「本日終了」の札を出しているところが多く、川下りの船もいなかった。うなぎは夕食向けではないのか。

船はいっぱいあった。

水路の両側に船がたくさん浮かんでいるのを橋の上から眺めた写真。
船はいっぱいあった

夕食はうどん。(フォロワの推し店)(あれ?昼にも「ヤング定食」でうどん食べたような……)

ビジネスホテルにチェックインし、でかい風呂(でかくはなかった、大浴場と書かれていたが、中浴場だと思う)に入った。

部屋に戻り、FaceTime でパートナーとだらだらとしゃべった。ホテルの無料のWiFiが弱すぎ、スマホ回線を使った。「博物館で刀剣は展示されがちなのに、三八式歩兵銃は展示されないよね…」という話をしていた。

5月6日(金) 柳川〜京都

ホテルの朝食バイキング。おかゆがおいしかった。

雨が降っていたので、フロントで荷物を預けて傘を借りた。今日こそうなぐ(うなぎを食べる)ぞ!

街を適当に歩き、スーパーで飲むヨーグルトを飲む。

「柳川よかもん館」に行ってみる。道の駅の小さい版みたいな感じで、農産物やお土産が売られていて、さげもん(吊るし雛)が展示されていた。

昨晩「本日終了」の札が出ていたお店に再度行ってみると、やってた!!

座って注文して待っていると、韓国語を話す2人組がやってきて隣のテーブルに座った。二人は写真付きのメニューをもらい、片方の日本語が少しできる人が相方に説明していた。あ、私が渡されたメニューは字だけのメニューだったな。

日本語ができる私でもうなぎ事情には詳しくないので、写真付きのメニューがもらえたら嬉しいかもしれない。しかし、字だけのメニューのほうが高級な感じがでるのかもしれないので、悩みどころだ。

うなぎのせいろ蒸しは、味付きご飯の上にうなぎと卵が乗っている。卵は味が控えめで、濃い味のご飯と合う。うなぎは…おいしかった。とてもおいしかった。これを食べたらそこらへんの適当なうなぎが食べれない体になると思った。

「柳川よかもん館」に戻り、海苔とかのお土産を購入する。

さらに街を散策してみる。

民家の横の水路に浮かべてあるブロックの写真。ブロックは3つあり、サンタクロース達、お風呂のひよこ達、鬼滅の刃のキャラのフィギュア達が乗っている。ブロックからは洗濯ロープが伸び、民家の塀に繋がれている。横に橋がある。
鬼滅の刃のみなさん

ホテルに戻って荷物を受け取り、傘を返却しました。

西鉄柳川から西鉄福岡(天神)へ移動した。

天神から博多までは地下鉄で移動。

これは偏見じゃなくて、地下鉄延伸に伴うコラボだったらしい。

博多で明太子やお菓子を買い、新幹線に乗る。

大活躍した帽子は、途中でコインランドリーで服を洗うとき、洗濯機と乾燥機両方にぶち込んで洗った。ドンキホーテで買った丈夫なやつなので大丈夫っぽい。とはいえ、宮島フェリーや壇之浦、博多の風が強いところでは吹き飛ばされそうで焦った。紐をつけておいたほうがいいかもしれない。

今回は新幹線のきっぷなくさなかったぜ!

京都駅は(いつものように)激混みだった。

復習:

今回の行き当たりばったり旅、かなり自分の性格に合っていたような気がします。旅っていうか、長い散歩?散歩って目的地につくことよりも歩くことそのものが目的だったりする。今回の記事3つもそんな感じで、お付き合いいただきありがとうございました。