アイソモカ

知の遊牧民の開発記録

推しのアクスタがありたい

推しのアクスタがありたい話。

ピジェベント Advent Calendar 2022 - Adventar 10日目

誰かのファンである人、推しがいる人、オタクたちがやる活動に、「推し活」というのがある。

個人的にいいなぁと思っている推し活のひとつが、出先の景色やご飯の写真を撮るときに、アクリルスタンド(人の写真やキャラクターの絵がついたアクリル板)を持って、写真の手前に写り込ませるというものだ。
推しと共にある生活は、素敵だと思う。オタクたちは、尊い。私はオタクを愛でる、オタクオタクだとも言えるだろう。

オタクたちが尊いと思うと同時に、憧れている。私にはそんな推しがいない。

ところで、昨日めちゃくちゃ寝て今日はバチバチに元気になったので、アニメイトに行った。
実は、アニメイトで買い物をしたのは人生で初めてだ。友だちに連れられて行ったことは、(たぶん中学生ぐらいから)何度もあったのに。アニメが刺されない人生を送ってきた。 が、最近漫画を読むようになったので、アニメイトで買えるものができた!
大阪日本橋(にっぽんばし)のアニメイトは、1階に漫画や小説や円盤などが売られていて、2階にはアニメのグッズがある。アクスタもある。漫画を買うつもりだったので、2階で買うものはなかったが、ざっと見て回った。色とりどりのキャラクターたちを見ながら、推しのアクスタが買えたらいいのにと思った。

誰のアクスタが欲しいんだろう?と、ちょっと考えた。今年激ハマりした作品は、プロジェクト・ヘイル・メアリーと、マーダーボット・ダイアリーだ。もしグレース&ロッキーのアクスタがあったら買うし、弊機のアクスタがあったら持ち歩くはずだ。
と、いうことは、推しがいないわけじゃないんだ、アクスタがないだけで。

プロジェクト・ヘイル・メアリーは映画化されるという噂がある。映画が公開されて、グッズが出たら絶対嬉しい。映画監督との解釈違いが発生し、彼らが私が想像しているのとは全然違う姿にならないかと、不安はあるが。
アクスタが手に入る可能性が最も高いのは、グレース&ロッキーかな。

アニメイトの2階を見て回っていたら、魔道祖師のコーナーを見つけた。アクスタもある。魔道祖師は、小説が原作の中華BL、未履修だ。……だが、もしハマれたら、推しのアクスタがあるようになるではないか。既にアクスタがあるコンテンツに入門するというのも、ひとつの手だと気づいた。

そんなことを考えたあと、アニメイトの1階で、特典ペーパー付きの漫画を買った。特典ペーパーは、新刊を買うと数量限定で手に入る、絵や漫画やメッセージの書いてある小さい紙だ。
漫画はたいてい電子書籍で買って読んでいるが、物理書籍を早めに買うと、この紙がついてくる。めでたくて嬉しいものだなと思った。

一歩、前進した気がした。

今日買ったのはMADKの3巻(3巻完結)。モツ(M)を食べたくて悪魔(A)を召喚した男子高校生(DK)が、魔界に連れていかれ、悪魔と騙し合いすることになるダークファンタジーBL。大人向け(エログロ)なのでひとにおすすめしにくいですが。「ダレン・シャン」や「バーティミアス」などに育てられたので、ヴァンパイアとかドラゴンとか悪魔とかが出てくる話がめちゃくちゃ好きなんですよ(そういう昔読んでた物語は主人公が少年の場合が多く、大人向けになった話としてのBLがあると思う)…… このお話は、重い執念と、孤独なひとたちが出会うのが良いです。